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交通事故と症状

交差点での一時停止義務について詳しく教えてください。

道路上に白線が引いてあり、その下に「止まれ」と書いてあり、道路脇に「止まれ」の一時停止標識が立っている場合は、一時停止の義務があり、道路交通法において一時停止のある道路とされています。しかし、道路上に白線が引いてあり、その下に「止まれ」と書いているだけで、道路脇に「止まれ」の一時停止標識が立っていない場合は、道路交通法上の一時停止のある道路にはなりません。町や市が交通安全のため書いたものであり、道交法上の一時停止義務は有りません。交差点の出会い頭事故で、道路上に白線と止まれの文字が書いてあるから、一時停止無視だと解釈される場合が多くあります。一時停止標識が有って初めて一時停止義務があります。


信号のある交差点で私が青信号で直進中、右の道路から赤信号を無視して直進してきた車と衝突し、病院で頭部打撲・腰部打撲・頸椎捻挫と診断されました。加害者から、人身事故にしたら免許停止になり仕事が出来なくなるので診断書を出さないで物損扱いにしてほしい、怪我の補償は任意保険で支払うからと頼まれました。物損事故扱いにして、将来問題は無いでしょうか?

結論から言いますと、人身事故にすべきです。今後もし貴方の怪我の治療が長期となり後遺障害も残り、人身損害賠償に関し保険会社との交渉が難航して訴訟となった場合、事故が物損扱いになっていることから加害者側弁護士が、事故時の負傷の状態は軽かったと判断し長期の治療に問題があると主張してくるおそれがあり、裁判官も同様な心情を持つ可能性があります。道交法上でも怪我があれば人身事故として届ける責任がありますので、加害者側の事情があっても人身事故として届けるべきです。


3私は、新車を300万円で買い3カ月後に追突され、修理費が60万円の見積が出ましたが、新車を買って欲しいと要求しました。加害者のA保険会社は修理費と修理が終わるまでのレンタカー代車を支払うとの主張で、新車交換は否定されました。買ったばかりであり大事に乗っていたので納得できません。

新車の買い替えは裁判でも認めていませんので、気持ちは判りますが無理でしょう。修理費が60万円と少し大きいので、車両価格の格落ちが請求できます。相場としては修理費の20%~30%が格落ち額とされています。格落ちの評価業者に依頼して格落ち損を評価してもらい、請求する方法も有ります。


私は3か月前に300万円で新車を購入したのですが,3日前に追突され修理費が80万円程度と言われました。 新車ですし破損状態も大きいので,加害者の保険会社に新車交換を要求しましたが拒否されました。どうしたら良いでしょう?

下記にて詳しくご説明します。

車はプレートナンバーをつけた時から中古車になります

① 新車交換は裁判例でも認めていないので,修理費を支払ってもらうことになります。

② 新しい車なので,事故損害による車の評価損(格落ち損)の請求が出来ます。

裁判例を見ますと修理費の20%~30%程度が多い実態です。車の評価損(格落ち損)をする業者もいますので,車を買ったディーラーに相談したら紹介してくれます。

③ それと車の修理が完了するまでの期間,代車としてレンタカーや修理工場の代車を借りられます。

加害者の過失が100%の時は上記の額を全額見てくれますが,加害者の過失が80%の時は上記損害から20%過失相殺して控除されます。また,50%対50%の事故の時などは②,③の損害は全く損害の対象としてくれないことがほとんどです。


追突され首と腰が痛いが仕事の都合があり、整形外科に週に2~3日で行くのがやっとです。治療をしたいのですがどうしたらよいでしょう。

接骨院に行って下さい。しかし、少なくとも整形外科には接骨院に行きながら並行して1週間~2週間に一回は必ず治療に行って下さい。

 

私が車を運転中に道路左側からバイクで走り出てきた高校3年生と衝突ました。バイクの修理費は15万円でした。バイクは高校生がアルバイトをして買ったものです。高校生の母親と面談し示談額を了承しましたので,親権者である両親の署名・捺印を頼んだところ,父親は長期に大阪に仕事に行っているので示談のためには帰ってこれない。母親の私が責任持つから大丈夫だというので,示談書に母親だけの署名・捺印して示談をして示談金を払った。ところが示談から1年半後に父親と名乗る男から電話があり,その男は「父親のいない間に嫁を丸め込んで示談をしたのはけしからん。家に来い。」と言うので,仕方なく家に行ったところ,話を聞くと父親は暴力団員で刑務所に服役していたとのことであった。母親に話が違うと言ったが逃げてしまって話をしようとはしなかった。示談をやり直さなければならないのでしょうか。

被害者が未成年者の場合は親権者である両親の同意を得て示談に署名いてもらいます。しかし,今回の事例のような場合は,損害賠償が被害者の損害を補償している額であれば賠償額自体に問題はないと判断します。今後話し合いがこじれることが予測されますので調停または弁護士に委任して解決されたらと判断します。